ハンコ代

2010/12/19

判子代 [はんこ代]

判子代(はんこ代)
複数の債権者が付いている任意売却で、2位以下の債権者に、持っている債権(抵当権)を放棄・解除してもらうためのお礼金みたいなものです。

一概には言えませんが何千万円もの貸し金を何十万円で放棄してもらうこともあります。 何百万円もの借金を何万円という少額で放棄してもらいます。 放棄をしていただくさいの契約書に判子をついてもらうことからはんこ代と言います。

住宅金融支援機構では、後順位担保権者に抵当権等を抹消してもらい任意売却を促進させるため、いわゆるハンコ代として、次のように承諾料を定めています。
・ 第2順位 (1)30万円 (2)残元金の1割
・ 第3順位 (1)20万円 (2)残元金の1割
・ 第4順位以下 (1)10万円 (2)残代金の1割
(注) ハンコ代は(1)または(2)いずれか低い方の額となります。

任意売却をするには、すべての抵当権などの担保権を抹消しなければなりません。 しかしオーバーローン・債務超過の場合には任意売却の売却代金が後順位の担保者全てにまで回り、全ての担保権者を満足させることはまずあり得ません。

法律上、担保権には優先順位がありますから、任意売却の後順位抵当権者が配当に与れないのは当然の起こりうる事です。

しかし、1円も回収できないのでは、いくらなんでも担保を外すことはできない、と言う債権者の気持も有り、そこで、いくらかかの解除料(ハンコ代)を支払って、担保権の抹消に協力してもらうことになります。 この場合の支払い額には決ったものはありませんから、交渉次第です。

しかしながら、住宅金融支援機構では、任意売却の解除料を前記したように基準化しています。

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2010/10/06

任意売却の売上代金の分配例

任意売却で不動産が売却できた際の売却代金の分配例

仮に1,000万円で売却できて、ローンの残債が1,500万円と想定します。

諸費用:
 ・仲介手数料  36万円※
 ・引越し代   30万円
 ・諸費用    30万円
 ・ローン返済  904万円
(売却代金から仲介手数料・引越し代および諸費用が支払われる)
↓  ↓  ↓  ↓
ここから各債権者へ分配することになります。
債権者が1社なら、904万円が全額、その債権者へ支払われることになりますが、複数いた場合には、分配金を業者が中心となって交渉を繰り返すことになります。

債権者が複数存在して、2番目・3番目の債権者が分配金(ハンコ代といいます)に不服が有り同意してもらえない場合には競売となってしまうことがあります。

全債権者の分配金(はんこ代)に同意をしてもらえて任意売却が成立した場合には、596万円が未返済の住宅ローンが残債として残ります。

そして残ったローン金額を月々いくら・いくら返済することを各金融機関と相談することになります。

引越し代が沢山もられて喜んでばかりもいられません。
引越し代が多くなればなるほど、残債が増えるのです。 自己破産をするのなら引越し代は沢山もらえた方がありがたいのですが、自己破産をしない場合には返済金が増えるだけです。

※ 仲介手数料には別途消費税がかかります。

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